2008/06/12

CSRの次はGSR

 
ニューヨーク ワールドトレードセンター跡地

Photograph by なかちん


 もはや、CSR(=Corporate Social Responsibility)は各企業ではあたり前となっている活動となっているが、昨日の日本経済新聞ではGSR(=Global Social Responsibility)なるものが紙面を飾っている.概要は下記の通り.
 
GSR:企業が経済的な利益を追求するだけでなく、社会の一員として社会的公正さや環境への配慮などを事業に組み込む責任は「企業の社会的責任と(CSR)」と呼ばれ、1990年代から欧米を中心に定着が進んできた.GSRはさらに、温暖化や貧困、テロといった地球規模の課題が数多く浮上している現状を踏まえ、企業や個人、非政府組織(NGO)、政府などの各セクターが国境を越えたグローバルな問題に対処する意識を持ち、それぞれが社会的な責任を果たすべきだとする考え方.

日本経済新聞 6月11日(水)


 さらに、記事を読み進めるとキーワードとしては「3R」、「もったいない」、「難民支援」、「食料やエネルギー価格の上昇」、「気候変動」、といったところのようだ.さらに読み進めると近々の議題としてはやはり「洞爺湖サミット」が注目されているようである.いよいよ、福田政権もリーダーシップを発揮する時期にきているようですね.
 今回は斜め読みした情報なので一部欠落している内容もあるかと思いますが、もっと詳しい情報が入手次第続報でも出そうかと考えています.

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

Noahさん,こんにちは.

食料やエネルギー価格の上昇なんかはドル安が一因だと思うんですけど,ほんと何でもかんでも高くなりましたねぇ.

原価管理が難しい時代になったというか,金融市場の影響が大きくなりすぎて原材料費の予測すらできなくなってきたというか…….
鋼材価格なんかを見ると,長期間を要する大規模プロジェクトの採算性確保は至難の技だなぁと思います.

本題からずれまくりましたが,洞爺湖サミットではGSRについても言及されるかもしれませんね.

noah さんのコメント...

らがーさん、こんにちは.

資材価格の高騰にはほんと参りますね.

 発注者が予定価格を組んだ時期と実際に鋼材等を請負業者が発注する時期は半年ぐらいはずれるでしょうから.

 高騰リスクを考慮(時間軸の価格上昇カーブを作成して、発注時期の単価でコストを積み上げる)して入札に挑むということが原価管理上必要なんでしょうけど、そんなことをしているといつまでたっても受注できないかもしれませんね.

 国土交通省もさすがに業界の要請を受け入れてくれたようで、6月13日に「単品スライド条項」を適用する方針を発表したようです.(第二次オイルショック以来とのこと.)

 個人的には利益を上げている高炉メーカーがコストダウンをすべきかなと思うのですが、トヨタあたりもあっさり高炉メーカーの価格上昇を受け入れちゃったので、しばらくはこんな状況が続くんでしょうね.