2007/12/09

サプライチェーンマネジメントにもCSR

 「予想通り」というか「またか」というか建材偽装の3社のトップが辞任することとなった.いずれの会社も最終的な消費者に製品を提供する会社ではなく、部品サプライヤであるという点で、これまでの代表的な企業不祥事によるトップ辞任とは異なると言えるんじゃないかな.サプライチェーンマネジメントにおいいても「CSR調達」が企業として必須事項となったということが証明されたのはなんとも皮肉なことですね.


Photograph by sue


 建設資材の性能を偽装したニチアス、東洋ゴム工業、栗本鉄工所のトップが相次ぎ引責辞任に追い込まれた。偽装は企業向けに供給する製品が対象。消費者の不信の目に直接さらされ、売り上げに即座に響く食品などの偽装とは異なる状況にもかかわらず、早期引責を迫られたのは部品・資材の調達先にもコンプライアンス(法令順守)などの徹底を求める「CSR(企業の社会的責任)調達」が日本にも浸透し始めたことがある。

日本経済新聞 12月9日(日)



 公共事業なんかでは、各種検査の簡素化を目的としてISOの適用を選択できるようになってきている.発注者側も請負会社側も良い意味で「楽」に工事を進めること(発注者・請負会社の検査対応の負担の軽減?)が目的なんだろうけど、こんな不祥事が続くようだと見直されるかもしれないな~.いずれにしても企業としてはコンプライアンスの順守が必須事項になったということが再認識されたということなんでしょうね.いまさら書くようなことでもないんだけど・・・.

参考サイト:日本の人事部(CSR調達)

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